私は30代の時に急に大学病院に入院したことがあります。それまでは元気に会社に行っていたので、突然の入院と言うことで気分は最低でした。
特にどこが痛いと言う病気ではなかったので、その苦しさはたまりませんでした。それは肉体的と言うより精神的と言う意味にです。
そんな私の入院生活は4人部屋で始まりました。他の人達はすべて年配者でした。それぞれいろいろな病気を抱えていましたが、私はその人達と初めのうちは満足に会話する気力もありませんでした。
しかし、担当の看護師の人がとても気さくな人で何かあるごとに気にかけてくれました。そして、その人にいろいろと世話を焼いてもらっているうちに、次第に自分の中での不安や、焦りが薄れていったのです。また担当医も偉ぶるところがなく、誠実な人で真摯に私の話を聞いてくれる人でしたから、私はだんだんと入院生活を楽しむくらいになって行ったのです。
結局、2か月間入院することになりましたが、最後のほうでは部屋の人達とも仲良くなり、このままここにいたいと思うまでになっていました。改めてその時の事を振り返ってみると、病院の看護師や医師の存在は患者にとっていかに大切かと言うことを身をもって体験したと思っています。

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